とあるビストロで・・・

仕事が忙しくて、更新を怠っていましたが、この間も色々とありました。
先日、妻とひぃを連れて、街中のとあるビストロへ入った時のこと。すでに昼の1時を回っていて、店内は観光客の若いカップルなどがまばらにいる程度でしたが、僕たちは4人のマダム達がピザを前にして歓談している席の隣に案内されました。
外国人の店員からメニューを渡されて間も無く、僕の耳に「ダウン症」という言葉がすっと入ってきました。それは、隣に座るマダムの会話の中で発せられたものでした。前を見ると、妻も気づいたのか、意味ありげな視線をこちらに向けて苦笑を浮かべています。
「あそこの子もダウン症みたいよ」「きつい顔で」「○○(某有名芸能人)の娘もそうだって」・・・
なんとか注文は決まったものの、もうほとんど僕らの注意はそちらの会話に奪われてしまいました。ひぃは座席のソファに横になってスヤスヤと寝ていて、たまに隣のマダムも目を向けている様子はあったのですが、どうも気づいてはいないようです。結局、僕たちが何だか居心地の悪いランチを終えるか終えないかくらいで、マダム達は勘定を終えて店を出ていきました。
「この子もダウン症ですが何か?」
−咳払いでもしてそう言ってみたら面白かったかもね、と後で妻と笑いましたが、話してるそばに関係者がいるとは思わないんですかね。

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